Fender Japan TL69-115 ('82)

 Fender Japan TL69-115
 Body:Rosewood
 Neck:Rosewood
 Fingerboard:Rosewood

 

木材の中でないが一番好きかと言われたら迷うことなくローズウッドと答えます。

 

うちにあるエレキギターはほとんどがローズウッド指板ですし(最近初めてメイプル指板のストラトを入手しました)、アコースティックギターは今のところすべてローズウッドのサイド・バックのものです。

 

ローズウッドの重厚な見た目と音がとても好きです。
綺麗な線が通った柾目も良いですし、ラリビーが使用するローズのようなゴマ目のものも良いです。

 

そんなローズウッド好きにとって究極のギターがこのAll Rose Telecasterではないでしょうか。

 

69年にビートルズがおこなった事実上最後のライブであるルーフトップ・コンサートでジョージ・ハリスンが弾いていたのが、ボディもネックもすべてローズウッドでできているテレキャスターでした。(正確には反り防止のためボディに薄いメイプルが挟んであります)

 

このギターは68年にフェンダーがジョージ・ハリスンにプレゼントしたプロトタイプで、レギュラーモデルは69年から72年まで生産されました。
レギュラーモデルはキース・リャーズなどが使用していたそうです。

 

また余談ですが、オールローズのストラトキャスターのプロトタイプも製作されており、それはジミ・ヘンドリックスに渡される予定だったのですが、その前にジミが死去したことにより叶わなかったそうです。

 

ジョージのプロトタイプとレギュラーモデルには以下の違いがあります。
・ジョージのはスパゲッティロゴだがレギュラーはトランジションロゴ
・ジョージのはスカンクストライプ無しの貼りローズ指板だが、スカンクストライプ有りのレギュラーはワンピースローズネック

 

ボディについては諸説ありましたが、2016年にフェンダーカスタムショップがトリビュートモデルを製作した際の最新情報によれば、ジョージのはチェンバードボディだったそうです。
レギュラーモデルも多くがチェンバードボディなのですが、ごく一部にソリッドボディのものがあるそうです。

わずか4年で生産が終了したため非常に生産数が少ないオールローズテレキャスターですが、このギターを最初に復刻したのは日本でした。

 

82年からスタートしたFender Japanは、TL69-115という定価11万5000円のモデルとしてオールローズテレキャスターをラインナップしました。
スペックはジョージ仕様ではなく、レギュラーラインと同様のトラロゴ、スカンクストライプ有りのチェンバーボディでした。

 

この記事を書くにあたってこの機種のモデルチェンジの変遷を調べてみたところ、思っていた以上に最近まで生産されていたようです。(とはいえもう20年前ですが)

・80年代前半 TL69-115
・80年代後半 TL69-98
・90年 TL69-900
・90年代前半 TL69-135
・90年代後半 TL69-150
オールローズはここまでで、その後TL-ROSEというモデルが出ましたがこれはスプルースボディのトップとバックにローズウッドを貼ったオールローズ風ギターでした。(ネックも黒く塗ったメイプル)

 

モデルチェンジを重ねつつもボディやネックの基本スペックは変わらず、違いはピックアップやペグ、ブリッジなどのハードウェアが主です。

塗装はグロス(艶あり)のものとサテン(艶消し)のものがあったようですが、どのモデルがどちらなのかはわかりません。(ジョージのはサテンフィニッシュだそう)

 

90年代に入ると本家フェンダー もカスタムショップでオールローズテレキャスターを復刻するようになりました。

上記の通り2016年にはジョージ・ハリスン仕様のトリビュートモデルが発売されましたが、これはなんと約200万というとても手が出せない価格でした。

2017年にはカスタムショップではないリミテッドモデルとしても1000本限定で発売されていたようです。(実は今知りました)
こちらは約35万円。

 

年々ローズウッドが希少になっていく中、2016にすべてのローズウッドがワシントン条約(CITES)の制限下におかれたことで、フェンダー ジャパンのオールローズテレキャスターの中古相場が一気に上がったように思います。

 

楽器業界が木材消費に占める割合はそれほど大きくないため、昨年には楽器がその制限から外れるかもしれないというニュースもあったのですが、どうなったのでしょうか。

 

いずれにしても、今後相場が上がることはあっても下がることはないように思います。
フェンダー ジャパンでも当時定価の3倍が相場となった今では、上記USAモデルはお買い得と言えるのではないでしょうか。
ジャパンと違ってちゃんとジョージ・ハリスン仕様ですし。

 

能書きが長くなりました。
我が家のオールローズテレキャスターは、82年製でネックプレートにJVシリアルを持つフェンダージャパン最初期のものです。

 

塗装はグロスフィニッシュで、指板も塗装されています。(普通ローズ指板は無塗装)
ペグはクルーソンタイプで、ヘッド裏に115のシールが貼ってあります。


ピックアップは当時のUSAのものが載っているため、テレキャスターでは珍しいグレイボビンです。
ストラトキャスター と違い、ピックアップカバーがないためボビンの色が目立ちます。

 

チェンバーボディとはいえ重量は結構重く、正確に測ったことはないのですが4.2kgくらいでしょうか。
正直、長時間弾いていると肩がこります。

 

オールローズは音が硬くカリカリなのではないかと思われがちですが、そこまでではありません。
意外に扱いやすいテレキャスターの音がします。

 

色々と書きましたが、オールローズテレキャスターはカッコいい。
最終的にはこれに尽きます。

 

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Martin D-35 ('68)

 D-35
 Top:Solid Sitka(?) Spruce
 Back&Side:Solid Brazilian Rosewood
 Neck:Mahogany
 Fingerboard:Ebony

 

Martinの中で、D-35は世間には中途半端な立ち位置のギターだと思われているかもしれません。

 

同じローズウッドのモデルには大定番のD-28と永遠の憧れD-45があり、違うサウンドを求めるのであればマホガニーのD-18があります。

 

マーティンのムック本などでもD-35はほとんど無視されているというのが正直なところ。

試しにGoogleで検索をかけてみたら、D-35の存在意義ってなんですか?なんて質問があったくらいです。

 

そんなD-35は、ブラジリアンローズウッド材の枯渇問題に端を発し、幅の狭い材を有効活用するために考えられたという、バックが3ピースのギターです。(大抵のアコースティックギターはセンター合わせの2ピース)

 

しかし、D-35はただ単にD-28のバックを変更しただけでのギターではありません。
ネックにもバインディングを付けたことや、ブレーシング(力木)の寸法が違うという特徴があります。

 

D-28と比べてブレーシングを薄くしたのは3ピース化による副産物だったのかもしれませんが、マーティン社がそれによる音の変化を狙ったことは間違いないと思います。
それによって、D-35はより繊細でウェットな音を持つギターになったのではないでしょうか。

 

断定ができないのは、自分自身でたくさんの28と35を弾き比べたわけではないからです。
でも、D-28の力強い音ともD-45の煌びやかな音とも違う、D-35の音に惹かれたミュージシャンが何人もいることは確かです。

 

60年代製のD-35は、サイドとバックにブラジリアンローズウッドが使用されています。
マーティン社では70年からブラジリアンローズに替わりインディアンローズウッドを使用するようになったため、60年代と70年代で中古市場価格に大きな開きがあります。

 

ブラジリアンローズとインディアンローズにどれくらい個体差ではない音の違いがあるのかは、これまた自分自身で何本も弾き比べたわけではないため正直わかりません。
それでも、やはり今では手に入らないギターというものにロマンを感じてしまうのは否定できません。(リミテッドモデルとしては存在しますが新品でもめちゃくちゃ高いのです)

 

そうは言っても価格差が大きすぎるため、現実的にはいずれ70年代のD-35を買おうと思い楽器店で時々試奏をしていた中で、このギターと出逢いました。


忘れもしないお正月真っ只中、インターネット上でギターをチェックしていたところ、相場からするとかなりのお買い得価格で68年製のD-35が出品されていました。
幸いその楽器店が足を運べる範囲にあったため、すぐさま試奏に向かいました。

 

ウェブにも記載されていたのですが外観はかなりボロボロで、至るところにウェザーチェックとクラックのリペア跡がありました。
サイドにはエレアコ化の際に開けたジャックの穴を埋め直した跡がありました。

 

でも、自分は外観のコンディションはあまり気になりません。
むしろ貫禄があって良いと思いますし、それで価格が安くなるならウェルカムです。
弾かれずに雑に扱われていたギターと、弾きこまれてボロボロになったギターの違いは見ればわかります。

このギターは明らかに後者でした。

 

弾いてみると、音の深さに驚きました。
大げさかもしれませんが、そのギターの辿ってきた歴史を感じる音でした。
70年代のD-28と弾き比べをして、どう考えてもこのD-35の方が深みのある音がすると思ったことを覚えています。

 

相場からするとお買い得とはいえ即決できるほど安い買い物ではなかったのですが、このギターを逃したら絶対に後悔すると思い決断しました。

 

入手後、アコースティックギターの調整でいつもお世話になっているアンフィニカスタムワークスにお願いしてオリジナルのコンタクトピエゾピックアップを取り付けエレアコ化し、主に弾き語りで使用しています。

このピックアップ、ライブハウスのPAさんからも好評です。

 

古くてボロボロな分、取り扱いがデリケートなギターではあるのですが、このギターのおかげで(というかこのギターのせいで)ヴィンテージギターの沼にはまってしまった、そんなきっかけのギターです。

 

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Kid's Guitar Rory Gallagher Stratocaster ('98)

 Kid's Guitar Rory Gallagher Stratocaster
 Body:Alder
 Neck:Maple
 Fingerboard:Rosewood

 

 

ブライアン・メイの話をしたら、次はあのギタリストの話をしないわけにはいきません。

 

みなさんは塗装の剥げたストラトキャスターを弾くブルースロックギタリストといえば誰を思い浮かべますか?

 

それは、ブライアン・メイのサウンドにも影響を与えたギタリスト、ロリー・ギャラガーです。

 

日本ではロリー・ギャラガーはもうひとつ知名度が高くないように感じます。

勿論、日本にもファンはたくさんいると思いますが、上記のような質問をしたら多くの人はスティーヴィー・レイボーンを思い浮かべるのではないでしょうか。

 

ロリー・ギャラガーはアイルランド出身、69年にテイストでデビューし、71年にソロデビュー。

72年に英メロディ・メーカー誌のギタリスト・オブ・ザ・イヤーでエリック・クラプトンを押さえトップの座に輝き、ローリング・ストーンズやディープ・パープルもメンバーチェンジの際に興味を示していたという逸話が残っています。

惜しくも95年に47歳の若さで亡くなりました。

 

ブライアン・メイのVOX AC30にトレブルブースターというスタイルは、初期のロリーのセッティングを参考に作られたことも有名です。

 

ロリーのトレードマークである塗装の剥げたストラトキャスターは61年製で、スラブボードと呼ばれる指板とネックが平らに貼り付けられているタイプのものです。

 

あの塗装の剥げは、盗難された際に雨にうたれた事が原因とする説が有力なようです。

盗難は67年頃だそうで、戻ってきたときにはボロボロになっていたとか、雨にうたれて塗装が弱くなっていたとか言われています。

70年のワイト島にテイストが出演した際の映像の時点ですでに塗装が大きく剥げていることが確認できますので、経年によるものではないことは確かです。

 

そんなロリーのストラトのトリビュートモデルはフェンダーカスタムショップから2005年に発売されているのですが、それから遡ること10年ほど前に日本でロリーギャラガーモデルのストラトを作っていたブランドがあります。

それが、前回も取り上げたKid's Guitarです。

 

このギターは98年製で、Kid'sとしては最後期のものです。

ちょうど、自分がアコースティックギターの弾き語りからステップアップして、エレキギターでバンドのギタリストとしてステージに上がろうというタイミングで出逢い、当時ロリー・ギャラガーにはまっていたこともあって一目惚れをしてしまいました。

 

このギターの製作者は木戸宏さんではなく、現Freedom Custom Guitar Research社長の深野真さんだそうです。(ご本人に確認をしました)

製作数は10本に満たないくらいだと伺いました。

 

写真からもかなりリアルなレリックが施されていることがわかるかと思います。

ヘッドにロゴがないのもロリーのギターを模しているそうで、ヘッド裏にはちゃんとKid's Guitarと記載されています。

 

ピックアップは今もフリーダムギターが取り扱っているVoodooのST-60s Blackが3基載っていたのですが、リアだけ72年シリアルのフェンダーピックアップに交換をしました。(ロリーのストラトも、どこかのピックアップが70sのものに交換されているとか)

 

併せてポットやコンデンサ、ジャックも一式交換。

せっかくのレリックではあったのですが、ノブや錆びさせたネジ類は交換。

ピックガードも新しく作り直しました。

 

また、ロリーのストラトのフレットはギブソンのものに変更されているという話を見たため、あえてジムダンロップなどではなくギブソンのミディアムジャンボタイプのフレットに打ち替えました。

 

それ以外にも、福山芳樹さんの72年ストラトを参考に、以下の改造を施しました。

・22フレット化

・ペグをスパーゼルトリムロックに変更

・トレモロユニットをGOTOHの510TSに交換

・ストラップピンをシャーラーのロックピンに交換

 

更に、ウルフトーン対策としてネックプレートをフリーダムのトーンシフトプレートに、バックパネルをブラスのものに(フリーダム特製)、トレモロスプリングをテンションの弱いRaw Vintage製に交換するなど、改造的は多数あります。

 

ネックがかなり細身で手の大きくない自分にも弾きやすいギターです。

鳴りが良く、元々ミッドレンジに寄った音だったのが、リアピックアップやコンデンサを変えたことでやや70年代のトレブリーな音に近づきました。

 

大好きなロリー・ギャラガーと福山芳樹さんのハイブリッドなこのギター。

22Fのストラトが必要なときはこのギターの出番だと思っています。

 

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Greco BM-900 ('77)

 Greco BM-900
 Body:Mahogany
 Neck:Mahogany
 Fingerboard:Rosewood

 

数あるギターの中で、クイーンのブライアン・メイのギターほどロマンに溢れているものはないと思います。

 

父親と一緒に古い暖炉の木を使って自作したギター「Red Special」

世界にただ一つのギターをトレブルブースターとVOX AC30に繋ぎ、コインで弾くことで得られる独特のトーン。

 

映画ボヘミアン・ラプソディで再びクイーンに注目が集まる中、フレディ・マーキュリーの個性は誰しもの知るところですが、ブライアンも落ち着いた見た目の印象に反して負けず劣らず個性的な人なんだろうと思います。

 

そんなロマンのあるギターですから、世界中でコピーモデルが作られてきました。

 

日本だと、一番有名なのはやはりKz Guitar Worksでしょうか。

完成度の高いコピーモデルを作るブランドとしてスタートし、2007年〜2010年にはオフィシャルモデルBrian May Superの製作を担当しました。

現在はレッド・スペシャルのエッセンスを取り入れたオリジナルモデルも製作しています。

 

知る人ぞ知るブランドがKid's Guitarです。

ギター製作者の木戸宏さんが立ち上げたブランドで、木戸氏は製作したコピーモデルをブライアンにプレゼントしたこともあるそうです。

それがきっかけで本人から本物のレスペの内部を見せてもらったことがあるとか。

木戸氏は、99年に工房を畳んで引退してしまいました。

今でも高く評価されているブランドなだけに残念です。

 

他にも日本だけでも、Kzと同じくらい完成度の高いコピーモデルを作ることで知られるSei Guitarsやエレクトリックシタールのコピーモデルでも有名なStarsなどがあり、海外も含めると無数のコピーモデルが存在します。

 

オフィシャルモデルは、Guildから80年代と90年代の2回発売され(どちらも完コピではありませんが、90年代のBM-01の方が再現度は高いです)、近年ではGuytonからハイエンドモデルが、Brian May Guitars(当初はBurns)からスタンダードモデルが発売されました。(その中間のモデルとして上記KzギターのSuperがありました)

 

ブライアンメイギターズは現在でも新品で購入が可能ですし価格もリーズナブルなのですが、トレモロユニットがシンクロナイズドトレモロになっているなどパッと見でも本物との相違点が大きく、ファンは悩ましい思いをしています。

 

さて、ここからがようやく本題。

そんな数あるコピーモデルの中でも、GrecoのBM-900は先駆けと言えます。

量産モデルという意味では世界初ではないでしょうか。(コピーモデルの世界初を誇ってよいのかという問題はありますが)

 

76年にプロジェクトシリーズという受注生産モデルとして発売され、以降BM-80→BM-90と名前を変え90年代まで生産されていました。

 

当時グレコはブライアンにこのギターをプレゼントしたそうで、ブライアンはなんとそのギターを懐かしのラヴァーボーイ(Good Old Fashioned Lover Boy)のPVで弾いています。

 

BM-900はそんな意欲作ではあるものの、外見も中身もコピーモデルとしての完全度は正直あまり高くはありません。

それでも長い間一番手に入れやすいコピーモデルだったため、独自に改造を施す猛者もいました。

 

このBM-900はその中でもとりわけ大掛かりなモディファイが施されたものです。

モディファイをしたのは自分ではなく過去のオーナーなのですが、実はその方がモディファイの様子をアップしていたブログを以前より愛読していたため、このギターがヤフオクに出てきたときにはびっくりしました。

 

主に以下のようなモディファイが施されています。

・ペグをグローバーのロックペグに交換

・ペグのボタンをホワイトパールに交換

・ピックアップをBurnsのTri-Sonicに交換

・ブリッジをローラーブリッジに交換

・スライドスイッチを白くペイント

・トレモロアーム交換

・アルミ削り出しのノブに交換

・ピックガードをアクリル板で新たに作成

 

パッと見では誰もグレコだとは思わないのではないでしょうか。

この時期のグレコですから、基本的なギターとしての完成度も高いです。

ヘッド角14°でミディアムスケールという仕様はオリジナルとは異なるのですが、考えようによってはこちらの方がプレイアビリティは高いかもしれません。(オリジナルはヘッド角4°のショートスケールでかなりテンションが緩いそう)

オリジナルと比べてボテっとしたボディ形状も、ここまでくると愛らしく思えます。

 

ヤフオクに出品した方とモディファイした方は異なるようでしたので、残念ながら改造主と直接やり取りをしたことはありません。

どうして手放されたのかは気になりますが、これだけのレスペ愛がこもっているものですから、これからも自分が大切に使っていきたいと思っています。

 

余談ですが、オーストラリアで立ち寄ったセカンドハンズの楽器店にBM-900が置いてあったときは嬉しくなりました。

海外のクイーンファンの中でも一定の人気のあるギターなのだと思います。

 

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理想

ずっと自分の楽器について好きなだけ語る場が欲しいと思っており、そのためにいつか始めようと考えていた機材ブログをようやく開設し、最初はこれだろうという3本を書き上げました。

 

楽器に対しての個人的な思い入れと、その楽器についてのデータを区別せず自由に書いてしまっていますが、こんなスタンスでやっていこうと思っています。

 

ほんの数人の知り合い以外にはまだ存在を伝えていませんし、特にどこかにリンクを貼っているわけではないので、現状このブログを見ている人はほとんどいないと思います。

 

半分は自分のために書いているので、それでも良いのですが、理想はある楽器について情報を求めている人が、検索の結果ここに辿り着いて記事を読んでくださることです。

 

そんな方が現れるまで、ほそぼそと更新していこうと思います。

 

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Wal Mach1 ('84)

 Wal Mach1
 BRAZILIAN MAHOGANY CORE
 AFRICAN PADAUK FACES
 INDIAN ROSEWOOD FRETBOARD

 

ベースを弾くようになってまだほんの数年、分不相応だと思いながらも清水の舞台から飛び降りるつもりで手に入れたWalです。

 

そもそもウォルはタマ数が少なく、知っている限りでは90年代の谷口楽器以外には正規の輸入代理店はなかったと思います。
最近だとイケベが新品を入荷したりと、代理店としてでなくても輸入していたお店はあったようですが、いかんせん情報が少ない。
果たして国内には何本くらいあるのでしょうか。

 

価格も非常に高いので見つけたところで手を出せるかは正直微妙だったのですが、ダメ元でアンテナは張っていたところ出逢ってしまったわけです。
ネットで見つけた瞬間は正直手が震えました(笑)
ルックスも好みで、結局は何とかして資金を工面する方法を考えてしまいました。

 

最近は一部の人間以外にはあまり知名度が高くないウォルですが、電気専門のイアン・ウォラーと楽器職人のピート・スティーブンスが立ち上げたイギリスのベースブランドです。
ウォルというのはイアン・ウォラーの愛称なのだと思います。
1988年にイアンが亡くなってからもピートがブランドを存続させていましたが、2005年に健康上の理由で引退。
しばらくウォルは閉じられていましたが、現在はポール・ハーマンが引き継いで再開しています。
新たな注文は可能ですが、バックオーダーが何年分もあるとか。

 

ウォルのモデルの変遷は、JGシリーズ(〜'79)→プロシリーズ('78〜'84)→カスタムシリーズ('83〜)で、現在はカスタムシリーズの3機種(Mk1, Mk2, Mk3)がラインナップされています。

このベースはMach1というモデル名で出ていたのですが、Mk1と同一です。
何らかの使い分けがあったのか、時期によって呼び方が違うのか、そのあたりが不明なので知っている方がいたら是非教えていただきたいです。

 

84年なのでまだイアンが存命の時期です。バックパネル裏のラベルのサインはWalと書いてありました。
いろいろ調べると80年代に個人輸入で買ったとか、イギリスまで直接買いに行ったなどの話もチラホラ見受けられるので、時期的にこの個体もそうだったのかもしれません。

 

ボディはマホガニーをパドゥークでサンドイッチした構造になっており、塗装はオイルフィニッシュです。
ネックはVシェイプですが、特に弾きにくさは感じませんでした。
このベースは元々フレッテッドだったのですが、ミック・カーンへの憧れによりフレットレスに改造してしまいました。
フレッテッドのウォルが好きな方には大変申し訳ありません。

 

同じようにフレットレスに改造された個体はおそらくかなり多く、ローズウッド指板でフレットライン有りの場合は高確率でそうだと思います。(オリジナルのフレットレスはエボニー指板でライン無しが多い)

改造はいつもお世話になっているフリーダムギターさんにお願いしました。
相談の結果、指板コーティングはしないことに。(ジャコの音を求めているわけではありませんし)
非常に弾きやすく仕上げていただきました。

 

アクティブ回路で、つまみはマスターボリューム・ピックアップバランサー・フロントトーン・リアトーンの4つ。トーンは反時計回りのローパスフィルターです。
それぞれのトーンをプルするとセットした周波数を10dbブーストするそうです。(正直これはまだ全然理解も使いこなせてもいません)
ボリュームをプルすると、ピックアタックと呼ばれるブーストがかかります。おそらくスラップ向け?

 

現状はほとんどスタンダードなセッティングで使っているのですが、意外にも見た目に反してアクティブとは思えないくらいナチュラルなトーンです。

出力も他のアクティブベースに比べると控えめな印象です。

 

このベースは、自分がこれからベースをバリバリ弾いていくんだという決意表明のような存在です。
メインベースとしてしっかり扱っていこうと思います。

 

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Fender Stratocaster ('72)

 Fender Stratocaster
 Body:Alder
 Neck:Maple
 Fingerboard:Rosewood

 

世間の評価とは逆に、自分にとってストラトといえばまずラージヘッドなんです。
今は手放してしまいましたが、初めてのエレキギターはメキシコ製フェンダーの70sストラトでした。

 

最初に好きになったギタリストがリッチー・ブラックモアだったというのが理由のひとつ。(ちなみにディープパープルよりもレインボーの方が好きでした)
もう一つの理由は、現在JAM Projectでも活躍している福山芳樹さんの影響です。
また、ラリビーで話題にしたzabadakの吉良知彦さんも72年のストラトを使用しています。(ただし、そちらはハードテイル)

 

好きなミュージシャンとできるだけ近い楽器を求める人と、まったく同じは嫌だという人がいると思いますが、自分は前者です。
なので、福山さんのメインギターである72年ストラトとできるだけ同じ仕様のギターをいつか必ず手にしようと決めていました。

 

70年前後のストラトの仕様の変化はざっくり以下の通りです。
・65年後半からラージヘッドになる。(ただしロゴはこれ以降も細かく変遷)
・68年後半からボディの下地とネックがポリ塗装になる。
・70年後半からネックが3点止めになる。
・71年後半からブレットトラスロッド仕様に。
・72年後半からストリングガイドが2つになる。
・74年後半からピックアップがフラットポールピースに。フィニッシュによらずボディ材はアッシュとなる。
このあたりは他のサイトや本にたくさん情報があるので、これ以上の深入りはやめておきます。

 

このような様々な仕様の中から、ブレットトラスロッドで1ストリングガイドという仕様に絞って探した結果見つけたのがこのギターです。
ネックは想像していたよりも細身で、そこそこ厚みのある所謂70sのCシェイプだと思います。
他との比較はできないのですが、弾きやすいです。

 

フレットがジャンボフレット(おそらくJim Dunlopの6100?)に交換されています。
かなり幅広で背が高いので最初は違和感がありましたが、めちゃくちゃチョーキングがしやすい!個人的にはありです。

 

この時代ならではのジャキジャキとしたトーンで、意外としっかり歪ませることもできます。
自分の中で常にエレキギターの基準となる音です。


最初は福山さんを真似て色々と改造をするつもりだったのですが、このギターの歴史に敬意を表し、当面はオリジナルのまま使用することにしています。
 

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Larrivee C-10 ('93)

 Larrivee C-10
 Top:Solid Sitka Spruce
 Back&Sides:Solid Indian Rosewood
 Neck:Mahogany
 Fingerboard:Ebony

 

93年2月15日のカナダ生まれ。

ヘッドインレイは定番のフライングイーグルです。

 

zabadakの吉良知彦さんに憧れて、社会人一年目の冬のボーナスで購入。

実は別の楽器を買う寸前までいっていたところを、これを見つけたため慌ててキャンセルしたという経緯があります。

見つけるのがあと数日遅かったらと思うと、運命的なものを感じます。

北海道まで一緒に遠征もした、一番の愛器です。

 

とにかく美しい音色で、かといってか弱い感じはなく、芯の強い音です。

フィンガーピッカー向けというイメージがあると思いますが、ストロークもこのギターにしか出せない音で鳴ります。大好きな音です。

 

気候の違いが大きいのか、ラリビーはトップのセンターシームにトラブルが多いようで、このギターも購入時点でセンタークラックのリペア済みでした。

定番の透明ピックガードは無し。前のオーナーが剥がした可能性もあります。

デフォルトではストラップピンやエンドピンが無く後付けされている個体が多いのですが、元のままだったため折角なのでそのままにしてあります。なので、必然的に座り弾き限定に。

マイク録りが難しいライブでは、無加工で使えるフィッシュマンのレアアースブレンドを使用しています。

 

ラリビーは、トロント→ビクトリア→バンクーバー→カリフォルニアと何度も工場を移転していますが、これはバンクーバー時代のもので、サウンドホール内のラベルは「2人の天使ラベル」、サウンドホール周りはクラシックギター風の寄木ロゼットです。

 

Cシリーズは、ラリビー独自のLボディ(ドレッドノートをひと回りほど小ぶりにしたサイズ)にトレードマークとも言えるフローレンカッタウェイ(先端が曲線ではなく尖ったカッタウェイ)が施されたモデルです。

フラッグシップのC-10以外にも、C-09(アバロンインレイが無いモデル)や、C-72(マーティンで言うところのD-45のようなデラックスモデル)などがあります。

ちなみに、ザバダック吉良さん所有のラリビーはC-19というヘッドインレイ有り、ヘッドの縁取り無し、ボディのアバロンパーフリング無しという10と09の中間的なモデルです。

 

このモデルの変遷ですが、70年代から80年代まではCシリーズの呼称がなく、L-28と呼ばれていました。(L-10はカッタウェイの無いモデル)

L-28はC-10よりもロゼットが太く、よりクラシックギターに近いルックスをしています。また、グローバーのインペリアルペグが特徴的です。

90年代(あるいは80年代末)からモデル名がC-10になり、ロゼットが細身に、ペグがシャーラーに変わります。

90年代後期にはロゼットが寄木からアバロンに変更され、工場のアメリカ移転に合わせて丸いベネチアンカッタウェイを持つLVシリーズに移行し、Cシリーズは生産中止となります。(現在は復活)

 

最近では他のブランドに押され、やや認知度が低くなってしまったラリビーですが、本当に良いギターを作るメーカーだと思います。

ラリビーの良さは、もっとたくさんの人に知ってもらいたいと常々思っています。(かといってライブで被りたくはないというジレンマもあります笑)

 

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はじめまして

はじめまして、週末ミュージシャンのgreconbackerと申します。

 

楽器が好きで、学生の頃は色々な方の機材紹介のホームページを見ては、涎を垂らしながら夢を膨らませていました。

自分でお金を稼ぐようになり、気が付くとそのころ見ていた方々と同じくらい楽器を所有するようになっていました。

 

根がオタクなもので、気になる楽器があるとその楽器の情報をついとめどなく調べてしまいます。

情報がたくさんある楽器もあれば、情報が少なく全然ヒットしないものもあります。

中には、詳しく調べるうちに間違った情報が流れていることに気づいたりすることもあります。

 

今まで自分が散々お世話になった他のホームページやブログと同じように、自分の楽器を紹介することで少しでも他の方に情報提供ができればと思いブログを開設することにしました。

ギターとベース、そしてエフェクターやアンプが主となる予定です。

 

ほぼほぼ自己満足の、可愛い愛器自慢になってしまうと思いますが、どうぞよろしくお願いします。

 

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