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Fender Japan TL69-115 ('82)

 Fender Japan TL69-115
 Body:Rosewood
 Neck:Rosewood
 Fingerboard:Rosewood

 

木材の中でないが一番好きかと言われたら迷うことなくローズウッドと答えます。

 

うちにあるエレキギターはほとんどがローズウッド指板ですし(最近初めてメイプル指板のストラトを入手しました)、アコースティックギターは今のところすべてローズウッドのサイド・バックのものです。

 

ローズウッドの重厚な見た目と音がとても好きです。
綺麗な線が通った柾目も良いですし、ラリビーが使用するローズのようなゴマ目のものも良いです。

 

そんなローズウッド好きにとって究極のギターがこのAll Rose Telecasterではないでしょうか。

 

69年にビートルズがおこなった事実上最後のライブであるルーフトップ・コンサートでジョージ・ハリスンが弾いていたのが、ボディもネックもすべてローズウッドでできているテレキャスターでした。(正確には反り防止のためボディに薄いメイプルが挟んであります)

 

このギターは68年にフェンダーがジョージ・ハリスンにプレゼントしたプロトタイプで、レギュラーモデルは69年から72年まで生産されました。
レギュラーモデルはキース・リャーズなどが使用していたそうです。

 

また余談ですが、オールローズのストラトキャスターのプロトタイプも製作されており、それはジミ・ヘンドリックスに渡される予定だったのですが、その前にジミが死去したことにより叶わなかったそうです。

 

ジョージのプロトタイプとレギュラーモデルには以下の違いがあります。
・ジョージのはスパゲッティロゴだがレギュラーはトランジションロゴ
・ジョージのはスカンクストライプ無しの貼りローズ指板だが、スカンクストライプ有りのレギュラーはワンピースローズネック

 

ボディについては諸説ありましたが、2016年にフェンダーカスタムショップがトリビュートモデルを製作した際の最新情報によれば、ジョージのはチェンバードボディだったそうです。
レギュラーモデルも多くがチェンバードボディなのですが、ごく一部にソリッドボディのものがあるそうです。

わずか4年で生産が終了したため非常に生産数が少ないオールローズテレキャスターですが、このギターを最初に復刻したのは日本でした。

 

82年からスタートしたFender Japanは、TL69-115という定価11万5000円のモデルとしてオールローズテレキャスターをラインナップしました。
スペックはジョージ仕様ではなく、レギュラーラインと同様のトラロゴ、スカンクストライプ有りのチェンバーボディでした。

 

この記事を書くにあたってこの機種のモデルチェンジの変遷を調べてみたところ、思っていた以上に最近まで生産されていたようです。(とはいえもう20年前ですが)

・80年代前半 TL69-115
・80年代後半 TL69-98
・90年 TL69-900
・90年代前半 TL69-135
・90年代後半 TL69-150
オールローズはここまでで、その後TL-ROSEというモデルが出ましたがこれはスプルースボディのトップとバックにローズウッドを貼ったオールローズ風ギターでした。(ネックも黒く塗ったメイプル)

 

モデルチェンジを重ねつつもボディやネックの基本スペックは変わらず、違いはピックアップやペグ、ブリッジなどのハードウェアが主です。

塗装はグロス(艶あり)のものとサテン(艶消し)のものがあったようですが、どのモデルがどちらなのかはわかりません。(ジョージのはサテンフィニッシュだそう)

 

90年代に入ると本家フェンダー もカスタムショップでオールローズテレキャスターを復刻するようになりました。

上記の通り2016年にはジョージ・ハリスン仕様のトリビュートモデルが発売されましたが、これはなんと約200万というとても手が出せない価格でした。

2017年にはカスタムショップではないリミテッドモデルとしても1000本限定で発売されていたようです。(実は今知りました)
こちらは約35万円。

 

年々ローズウッドが希少になっていく中、2016にすべてのローズウッドがワシントン条約(CITES)の制限下におかれたことで、フェンダー ジャパンのオールローズテレキャスターの中古相場が一気に上がったように思います。

 

楽器業界が木材消費に占める割合はそれほど大きくないため、昨年には楽器がその制限から外れるかもしれないというニュースもあったのですが、どうなったのでしょうか。

 

いずれにしても、今後相場が上がることはあっても下がることはないように思います。
フェンダー ジャパンでも当時定価の3倍が相場となった今では、上記USAモデルはお買い得と言えるのではないでしょうか。
ジャパンと違ってちゃんとジョージ・ハリスン仕様ですし。

 

能書きが長くなりました。
我が家のオールローズテレキャスターは、82年製でネックプレートにJVシリアルを持つフェンダージャパン最初期のものです。

 

塗装はグロスフィニッシュで、指板も塗装されています。(普通ローズ指板は無塗装)
ペグはクルーソンタイプで、ヘッド裏に115のシールが貼ってあります。


ピックアップは当時のUSAのものが載っているため、テレキャスターでは珍しいグレイボビンです。
ストラトキャスター と違い、ピックアップカバーがないためボビンの色が目立ちます。

 

チェンバーボディとはいえ重量は結構重く、正確に測ったことはないのですが4.2kgくらいでしょうか。
正直、長時間弾いていると肩がこります。

 

オールローズは音が硬くカリカリなのではないかと思われがちですが、そこまでではありません。
意外に扱いやすいテレキャスターの音がします。

 

色々と書きましたが、オールローズテレキャスターはカッコいい。
最終的にはこれに尽きます。

 

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