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Tokai LS-120 ('81)

 Tokai LS-120
 Top:Maple
 Back:Mahogany
 Neck:Mahogany
 Fingerboard:Rosewood

 

GibsonのLes Paulがエレクトリックギターを代表する存在だということに異論のある人はいないでしょう。

 

レスポールは、ギタリストであるレス・ポール氏のシグネチャーモデルとして52年に登場しました。


初期の仕様はゴールドトップにP90ピックアップでしたが、やはり一番有名なのはサンバーストフィニッシュにハムバッカー(P.A.F)を搭載した通称バーストでしょう。

 

バーストは58年から60年のわずか3年間しか生産されず、売り上げ低迷のためレスポール自体の生産が打ち切られ、SGモデルへ移行します。生産台数は1700本ほどだったそうです。

 

その後、エリック・クラプトンやジミー・ペイジらの影響によりレスポールの人気が上がったことで、68年からレスポールの再生産が始まります。

 

しかし、ラインナップされたのはゴールドトップ+P90のスタンダードと、ブラックフィニッシュ+ハムバッカーのカスタムであり、サンバーストは復刻されませんでした。(どうやらダークバースト+ハムバッカーも少数あったようです)

 

70年にチェリーサンバーストのレスポールが登場したものの、ハムバッカーではなくミニハムバッカーを搭載したデラックスモデルでした。(ここでもショップオーダーでごく少数チェリーサンバースト+ハムバッカーのモデルがあったとか)

 

ネックが3ピースになったり、メイプルになったり、ボディがパンケーキ構造になったり、トップのメイプルが3Pになったりと紆余曲折を経て、ようやくオリジナルに近い形でバーストが復刻されたのは80年のHeritage80でした。

これはネックこそ3Pマホガニーでしたが、トップにセンター合わせのフレイムメイプルが採用されたモデルでした。

 

82年頃からLeo's Vintageなどショップオーダーによる1ピースマホガニーのモデルが現れ、80年代末期にはようやくレギュラーでも1ピースマホガニーのものが出回るようになります。

 

93年にはカスタムショップが設立され、本格的にバーストのリイシューが始まり、レギュラーモデルにもスタンダードに加えて60sスリムネックを採用したクラシックなどが登場します。

 

以上からわかるように、60年を除いて60年代, 70年代にはマホガニーネックにハムバッカーを持つサンバーストのレスポールは存在しないのです。

バーストと同スペックのレスポールを手に入れたいと思ったら、オリジナル以外には80年代のショップオーダーか90年以降のモデルしか選択肢がありません。

 

これが、オリジナルバーストが神格化されている理由です。

 

そんなレスポール不毛の70年代〜80年代にかけて、本家がやらないならうちがやるとばかりに、日本のメーカーがこぞってバーストのコピーモデルを製作しました。

 

中でも、TokaiのLSシリーズは特に評価の高いモデルです。

 

78年に登場したLSシリーズは、当初はヘッドにLes Paul Rebornという文字がありました。
まさに、バーストのレスポールを現代に蘇らせるという気概があったのだと思います。

 

流石にこれはまずかったのか、80年にはReborn Oldに、そして81年には現在まで続くLove Rock Modelとなります。

 

LS-120は、レギュラーラインナップの最上位に位置付けられていた機種です。(さらに上位の150と200は受注生産)

 

120のトップは無垢なのか貼りトラ(トラ目の薄いメイプルをラミネイトしたもの)なのかということがよく話題になるのですが、80年まではカタログに記載されているのは100, 150, 200のみで120は存在せず。(ただし、何故か現物は見かけるのですが…)、81年はカタログ上はラミネイト、82年はカタログ上は無垢、と同じグレードでも時期によって異なる記載となっています。

 

この時代の国産ギターはカタログ外スペックも多く、ラミネイトの場合でも非常に精巧なため、ショップやオークションの記載も眉唾で見ておいた方が良いのかなと個人的には思っています。(カタログと全然違うことを言っているサイトも少なくありません)

 

うちの個体は、81年製なのでおそらくラミネイトでしょう。
いずれにしてもこのギターのトラ目は入り方が派手すぎず程よい加減で、見る角度によって様々に表情を変えてくれます。

 

ピックアップはフロント・リアともにDimazioのPAF(DP103)が載っています。

 

レスポールというと歪みやすいハムバッカーでハードロック向けというイメージを勝手に持っていたのですが、クリーントーンも甘い音色で、なるほど元々レス・ポール氏のシグネチャーモデルなだけあるなと感心しました。

ストラトからエレキを弾き始めた人間なため、まだまだ使いこなせていないというのが正直なところなのですが、少しずつ理解していきたいと思っています。

 

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