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Greco BM-900 ('77)

 Greco BM-900
 Body:Mahogany
 Neck:Mahogany
 Fingerboard:Rosewood

 

数あるギターの中で、クイーンのブライアン・メイのギターほどロマンに溢れているものはないと思います。

 

父親と一緒に古い暖炉の木を使って自作したギター「Red Special」

世界にただ一つのギターをトレブルブースターとVOX AC30に繋ぎ、コインで弾くことで得られる独特のトーン。

 

映画ボヘミアン・ラプソディで再びクイーンに注目が集まる中、フレディ・マーキュリーの個性は誰しもの知るところですが、ブライアンも落ち着いた見た目の印象に反して負けず劣らず個性的な人なんだろうと思います。

 

そんなロマンのあるギターですから、世界中でコピーモデルが作られてきました。

 

日本だと、一番有名なのはやはりKz Guitar Worksでしょうか。

完成度の高いコピーモデルを作るブランドとしてスタートし、2007年〜2010年にはオフィシャルモデルBrian May Superの製作を担当しました。

現在はレッド・スペシャルのエッセンスを取り入れたオリジナルモデルも製作しています。

 

知る人ぞ知るブランドがKid's Guitarです。

ギター製作者の木戸宏さんが立ち上げたブランドで、木戸氏は製作したコピーモデルをブライアンにプレゼントしたこともあるそうです。

それがきっかけで本人から本物のレスペの内部を見せてもらったことがあるとか。

木戸氏は、99年に工房を畳んで引退してしまいました。

今でも高く評価されているブランドなだけに残念です。

 

他にも日本だけでも、Kzと同じくらい完成度の高いコピーモデルを作ることで知られるSei Guitarsやエレクトリックシタールのコピーモデルでも有名なStarsなどがあり、海外も含めると無数のコピーモデルが存在します。

 

オフィシャルモデルは、Guildから80年代と90年代の2回発売され(どちらも完コピではありませんが、90年代のBM-01の方が再現度は高いです)、近年ではGuytonからハイエンドモデルが、Brian May Guitars(当初はBurns)からスタンダードモデルが発売されました。(その中間のモデルとして上記KzギターのSuperがありました)

 

ブライアンメイギターズは現在でも新品で購入が可能ですし価格もリーズナブルなのですが、トレモロユニットがシンクロナイズドトレモロになっているなどパッと見でも本物との相違点が大きく、ファンは悩ましい思いをしています。

 

さて、ここからがようやく本題。

そんな数あるコピーモデルの中でも、GrecoのBM-900は先駆けと言えます。

量産モデルという意味では世界初ではないでしょうか。(コピーモデルの世界初を誇ってよいのかという問題はありますが)

 

76年にプロジェクトシリーズという受注生産モデルとして発売され、以降BM-80→BM-90と名前を変え90年代まで生産されていました。

 

当時グレコはブライアンにこのギターをプレゼントしたそうで、ブライアンはなんとそのギターを懐かしのラヴァーボーイ(Good Old Fashioned Lover Boy)のPVで弾いています。

 

BM-900はそんな意欲作ではあるものの、外見も中身もコピーモデルとしての完全度は正直あまり高くはありません。

それでも長い間一番手に入れやすいコピーモデルだったため、独自に改造を施す猛者もいました。

 

このBM-900はその中でもとりわけ大掛かりなモディファイが施されたものです。

モディファイをしたのは自分ではなく過去のオーナーなのですが、実はその方がモディファイの様子をアップしていたブログを以前より愛読していたため、このギターがヤフオクに出てきたときにはびっくりしました。

 

主に以下のようなモディファイが施されています。

・ペグをグローバーのロックペグに交換

・ペグのボタンをホワイトパールに交換

・ピックアップをBurnsのTri-Sonicに交換

・ブリッジをローラーブリッジに交換

・スライドスイッチを白くペイント

・トレモロアーム交換

・アルミ削り出しのノブに交換

・ピックガードをアクリル板で新たに作成

 

パッと見では誰もグレコだとは思わないのではないでしょうか。

この時期のグレコですから、基本的なギターとしての完成度も高いです。

ヘッド角14°でミディアムスケールという仕様はオリジナルとは異なるのですが、考えようによってはこちらの方がプレイアビリティは高いかもしれません。(オリジナルはヘッド角4°のショートスケールでかなりテンションが緩いそう)

オリジナルと比べてボテっとしたボディ形状も、ここまでくると愛らしく思えます。

 

ヤフオクに出品した方とモディファイした方は異なるようでしたので、残念ながら改造主と直接やり取りをしたことはありません。

どうして手放されたのかは気になりますが、これだけのレスペ愛がこもっているものですから、これからも自分が大切に使っていきたいと思っています。

 

余談ですが、オーストラリアで立ち寄ったセカンドハンズの楽器店にBM-900が置いてあったときは嬉しくなりました。

海外のクイーンファンの中でも一定の人気のあるギターなのだと思います。

 

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理想

ずっと自分の楽器について好きなだけ語る場が欲しいと思っており、そのためにいつか始めようと考えていた機材ブログをようやく開設し、最初はこれだろうという3本を書き上げました。

 

楽器に対しての個人的な思い入れと、その楽器についてのデータを区別せず自由に書いてしまっていますが、こんなスタンスでやっていこうと思っています。

 

ほんの数人の知り合い以外にはまだ存在を伝えていませんし、特にどこかにリンクを貼っているわけではないので、現状このブログを見ている人はほとんどいないと思います。

 

半分は自分のために書いているので、それでも良いのですが、理想はある楽器について情報を求めている人が、検索の結果ここに辿り着いて記事を読んでくださることです。

 

そんな方が現れるまで、ほそぼそと更新していこうと思います。

 

JUGEMテーマ:音楽

Wal Mach1 ('84)

 Wal Mach1
 BRAZILIAN MAHOGANY CORE
 AFRICAN PADAUK FACES
 INDIAN ROSEWOOD FRETBOARD

 

ベースを弾くようになってまだほんの数年、分不相応だと思いながらも清水の舞台から飛び降りるつもりで手に入れたWalです。

 

そもそもウォルはタマ数が少なく、知っている限りでは90年代の谷口楽器以外には正規の輸入代理店はなかったと思います。
最近だとイケベが新品を入荷したりと、代理店としてでなくても輸入していたお店はあったようですが、いかんせん情報が少ない。
果たして国内には何本くらいあるのでしょうか。

 

価格も非常に高いので見つけたところで手を出せるかは正直微妙だったのですが、ダメ元でアンテナは張っていたところ出逢ってしまったわけです。
ネットで見つけた瞬間は正直手が震えました(笑)
ルックスも好みで、結局は何とかして資金を工面する方法を考えてしまいました。

 

最近は一部の人間以外にはあまり知名度が高くないウォルですが、電気専門のイアン・ウォラーと楽器職人のピート・スティーブンスが立ち上げたイギリスのベースブランドです。
ウォルというのはイアン・ウォラーの愛称なのだと思います。
1988年にイアンが亡くなってからもピートがブランドを存続させていましたが、2005年に健康上の理由で引退。
しばらくウォルは閉じられていましたが、現在はポール・ハーマンが引き継いで再開しています。
新たな注文は可能ですが、バックオーダーが何年分もあるとか。

 

ウォルのモデルの変遷は、JGシリーズ(〜'79)→プロシリーズ('78〜'84)→カスタムシリーズ('83〜)で、現在はカスタムシリーズの3機種(Mk1, Mk2, Mk3)がラインナップされています。

このベースはMach1というモデル名で出ていたのですが、Mk1と同一です。
何らかの使い分けがあったのか、時期によって呼び方が違うのか、そのあたりが不明なので知っている方がいたら是非教えていただきたいです。

 

84年なのでまだイアンが存命の時期です。バックパネル裏のラベルのサインはWalと書いてありました。
いろいろ調べると80年代に個人輸入で買ったとか、イギリスまで直接買いに行ったなどの話もチラホラ見受けられるので、時期的にこの個体もそうだったのかもしれません。

 

ボディはマホガニーをパドゥークでサンドイッチした構造になっており、塗装はオイルフィニッシュです。
ネックはVシェイプですが、特に弾きにくさは感じませんでした。
このベースは元々フレッテッドだったのですが、ミック・カーンへの憧れによりフレットレスに改造してしまいました。
フレッテッドのウォルが好きな方には大変申し訳ありません。

 

同じようにフレットレスに改造された個体はおそらくかなり多く、ローズウッド指板でフレットライン有りの場合は高確率でそうだと思います。(オリジナルのフレットレスはエボニー指板でライン無しが多い)

改造はいつもお世話になっているフリーダムギターにお願いしました。
相談の結果、指板コーティングはしないことに。(ジャコの音を求めているわけではありませんし)
非常に弾きやすく仕上げていただきました。

 

アクティブ回路で、つまみはマスターボリューム・ピックアップバランサー・フロントトーン・リアトーンの4つ。トーンは反時計回りのローパスフィルターです。
それぞれのトーンをプルするとセットした周波数を10dbブーストするそうです。(正直これはまだ全然理解も使いこなせてもいません)
ボリュームをプルすると、ピックアタックと呼ばれるブーストがかかります。おそらくスラップ向け?

 

現状はほとんどスタンダードなセッティングで使っているのですが、意外にも見た目に反してアクティブとは思えないくらいナチュラルなトーンです。

出力も他のアクティブベースに比べると控えめな印象です。

 

このベースは、自分がこれからベースをバリバリ弾いていくんだという決意表明のような存在です。
メインベースとしてしっかり扱っていこうと思います。

 

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Fender Stratocaster ('72)

 Fender Stratocaster
 Body:Alder
 Neck:Maple
 Fingerboard:Rosewood

 

世間の評価とは逆に、自分にとってストラトといえばまずラージヘッドなんです。
今は手放してしまいましたが、初めてのエレキギターはメキシコ製フェンダーの70sストラトでした。

 

最初に好きになったギタリストがリッチー・ブラックモアだったというのが理由のひとつ。(ちなみにディープパープルよりもレインボーの方が好きでした)
もう一つの理由は、現在JAM Projectでも活躍している福山芳樹さんの影響です。
また、ラリビーで話題にしたzabadakの吉良知彦さんも72年のストラトを使用しています。(ただし、そちらはハードテイル)

 

好きなミュージシャンとできるだけ近い楽器を求める人と、まったく同じは嫌だという人がいると思いますが、自分は前者です。
なので、福山さんのメインギターである72年ストラトとできるだけ同じ仕様のギターをいつか必ず手にしようと決めていました。

 

70年前後のストラトの仕様の変化はざっくり以下の通りです。
・65年後半からラージヘッドになる。(ただしロゴはこれ以降も細かく変遷)
・68年後半からボディの下地とネックがポリ塗装になる。
・70年後半からネックが3点止めになる。
・71年後半からブレットトラスロッド仕様に。
・72年後半からストリングガイドが2つになる。
・74年後半からピックアップがフラットポールピースに。フィニッシュによらずボディ材はアッシュとなる。
このあたりは他のサイトや本にたくさん情報があるので、これ以上の深入りはやめておきます。

 

このような様々な仕様の中から、ブレットトラスロッドで1ストリングガイドという仕様に絞って探した結果見つけたのがこのギターです。
ネックは想像していたよりも細身で、そこそこ厚みのある所謂70sのCシェイプだと思います。
他との比較はできないのですが、弾きやすいです。

 

フレットがジャンボフレット(おそらくJim Dunlopの6100?)に交換されています。
かなり幅広で背が高いので最初は違和感がありましたが、めちゃくちゃチョーキングがしやすい!個人的にはありです。

 

この時代ならではのジャキジャキとしたトーンで、意外としっかり歪ませることもできます。
自分の中で常にエレキギターの基準となる音です。


最初は福山さんを真似て色々と改造をするつもりだったのですが、このギターの歴史に敬意を表し、当面はオリジナルのまま使用することにしています。
 

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Larrivee C-10 ('93)

 Larrivee C-10
 Top:Solid Sitka Spruce
 Back&Sides:Solid Indian Rosewood
 Neck:Mahogany
 Fingerboard:Ebony

 

93年2月15日のカナダ生まれ。

ヘッドインレイは定番のフライングイーグルです。

 

zabadakの吉良知彦さんに憧れて、社会人一年目の冬のボーナスで購入。

実は別の楽器を買う寸前までいっていたところを、これを見つけたため慌ててキャンセルしたという経緯があります。

見つけるのがあと数日遅かったらと思うと、運命的なものを感じます。

北海道まで一緒に遠征もした、一番の愛器です。

 

とにかく美しい音色で、かといってか弱い感じはなく、芯の強い音です。

フィンガーピッカー向けというイメージがあると思いますが、ストロークもこのギターにしか出せない音で鳴ります。大好きな音です。

 

気候の違いが大きいのか、ラリビーはトップのセンターシームにトラブルが多いようで、このギターも購入時点でセンタークラックのリペア済みでした。

定番の透明ピックガードは無し。前のオーナーが剥がした可能性もあります。

デフォルトではストラップピンやエンドピンが無く後付けされている個体が多いのですが、元のままだったため折角なのでそのままにしてあります。なので、必然的に座り弾き限定に。

マイク録りが難しいライブでは、無加工で使えるフィッシュマンのレアアースブレンドを使用しています。

 

ラリビーは、トロント→ビクトリア→バンクーバー→カリフォルニアと何度も工場を移転していますが、これはバンクーバー時代のもので、サウンドホール内のラベルは「2人の天使ラベル」、サウンドホール周りはクラシックギター風の寄木ロゼットです。

 

Cシリーズは、ラリビー独自のLボディ(ドレッドノートをひと回りほど小ぶりにしたサイズ)にトレードマークとも言えるフローレンカッタウェイ(先端が曲線ではなく尖ったカッタウェイ)が施されたモデルです。

フラッグシップのC-10以外にも、C-09(アバロンインレイが無いモデル)や、C-72(マーティンで言うところのD-45のようなデラックスモデル)などがあります。

ちなみに、ザバダック吉良さん所有のラリビーはC-19というヘッドインレイ有り、ヘッドの縁取り無し、ボディのアバロンパーフリング無しという10と09の中間的なモデルです。

 

このモデルの変遷ですが、70年代から80年代まではCシリーズの呼称がなく、L-28と呼ばれていました。(L-10はカッタウェイの無いモデル)

L-28はC-10よりもロゼットが太く、よりクラシックギターに近いルックスをしています。また、グローバーのインペリアルペグが特徴的です。

90年代(あるいは80年代末)からモデル名がC-10になり、ロゼットが細身に、ペグがシャーラーに変わります。

90年代後期にはロゼットが寄木からアバロンに変更され、工場のアメリカ移転に合わせて丸いベネチアンカッタウェイを持つLVシリーズに移行し、Cシリーズは生産中止となります。(現在は復活)

 

最近では他のブランドに押され、やや認知度が低くなってしまったラリビーですが、本当に良いギターを作るメーカーだと思います。

ラリビーの良さは、もっとたくさんの人に知ってもらいたいと常々思っています。(かといってライブで被りたくはないというジレンマもあります笑)

 

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はじめまして

はじめまして、週末ミュージシャンのgreconbackerと申します。

 

楽器が好きで、学生の頃は色々な方の機材紹介のホームページを見ては、涎を垂らしながら夢を膨らませていました。

自分でお金を稼ぐようになり、気が付くとそのころ見ていた方々と同じくらい楽器を所有するようになっていました。

 

根がオタクなもので、気になる楽器があるとその楽器の情報をついとめどなく調べてしまいます。

情報がたくさんある楽器もあれば、情報が少なく全然ヒットしないものもあります。

中には、詳しく調べるうちに間違った情報が流れていることに気づいたりすることもあります。

 

今まで自分が散々お世話になった他のホームページやブログと同じように、自分の楽器を紹介することで少しでも他の方に情報提供ができればと思いブログを開設することにしました。

ギターとベース、そしてエフェクターやアンプが主となる予定です。

 

ほぼほぼ自己満足の、可愛い愛器自慢になってしまうと思いますが、どうぞよろしくお願いします。

 

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